便秘が長引くと、辛さのあまりあらゆる改善法を試してみたくなります。でも、さすがのわたしも実際に試す勇気が出なかったのが浣腸です。市販の浣腸は症状に合わせて、量や形状などに違いがあり、様々な種類が販売されているようでしたが、どうも店舗で購入するのに抵抗がありました。いつかまた、激しい便秘に悩むことがあったら使ってみてもいいかな、という意味で浣腸について調べてみました。
浣腸と言えばイチジク型のものが有名ですが、リサーチしてみると意外といろんな形のものが市販されていることが分かります。量や容器の形も誰でも使いやすいように工夫されているので、子供から大人まで安全に使うことができるみたいです。
浣腸は、肛門から直接薬液を注入して排便するための医薬品です。腸に刺激を与えることで、排便を促します。ほかの便秘薬とは違い即効性があるため、お腹が張って苦しいときや一時的な便秘を改善したいときにおすすめです。すぐに排便できるため、タイミングを図って使用できます。
浣腸は子供用から大人用まであり、必要な容量に応じて購入することができます。子供用は1回分が10g、大人用は1回分30g以上です。年齢や便秘症状によって選べます。ひどい便秘の場合は、40gが適当です。また、容器にも工夫があり、通常の容器のほか、ノズルを曲げて使えるタイプや力のない人でも簡単に注入しやすい蛇腹タイプがあります。
ただし、浣腸ははげしい腹痛や吐き気、痔がある場合には使用できません。また、使い続けることで慣れが生じ、浣腸がなければ排便できない状態になることもあります。(注1)そのため、浣腸は日常的に使うものではなく、生活習慣の改善やほかの便秘解消対策を行った上で、それでも出ないときに使いましょう。
浣腸を使うと出にくかった便がスムーズに排出されて、お腹の中がすっきりします。長期間の便秘により硬くなってしまった便も排出されます。便秘症状がいったん改善したら、便秘を繰り返さないように食べ物や生活リズムに気を付けることが大切です。
注1:「製品紹介 イチジク製薬株式会社」(2018年10月24日アクセス)
浣腸で便秘を解消する方法のメリットについて、考えてみました。
浣腸は腸の中を直接刺激するものですから、頑固な便秘でも薬液を入れて3~10分ほどで便意が起こる即効性が魅力です。サプリメントやマッサージ、便秘薬でもこのような確実性と即効性はなく、浣腸の最大のメリットです。
すぐに排便できる確実性から、医療機関や介護の現場などでも使われている浣腸。種類がたくさんあって使いやすいように工夫されているので、小さな赤ちゃんからご年配の方まで使える安全性の高さも特徴です。
便秘薬のように飲んで効果が現れるまで待つ必要がなく、ほとんどの方が薬液を入れてから10分ほどで便意をもよおします。旅行の時や重要な仕事の前など、必要なタイミングで確実に排便をコントロールできるので便利です。
浣腸を利用して便秘を改善することのデメリットについて、まとめてみました。
若い女性などは特に、薬局などで浣腸を購入するのに抵抗がある方が多いと思います。さらに、使用する際にも抵抗を感じる方がいるので、使用に踏み切るまでに少し勇気がいるかもしれませんね。わたしもここに抵抗を感じました。
浣腸の薬液を入れると、直接腸を刺激することになるので、いわゆる下痢の時のような下腹部の痛みや不快な感じが出る可能性があります。さらに、たちくらみなどが現れる方もいるようです。