お通じ改善に良いと言われている食べ物はたくさんありますよね。豆類も便秘改善に効果的と言われているもののひとつ。でもどうしてお通じの改善に豆類が良いと言われているのでしょうか?そこで、豆類の効果について調べてみることにしました。
まずはどうして豆類がお通じの改善に効果的なのでしょうか?その理由について調べてみると、実は豆類の中には食物繊維がたっぷりと入っていました。
食物繊維がお通じ改善に効果的というのはとても有名な話。食物繊維は体内で消化されにくいので腸内に長く留まることができて、腸の運動を促進させる働きがあるからなのだそうです。便秘に悩んだら積極的に食物繊維を摂る、というのは常識ですよね。
食物繊維にも水溶性と不溶性の2種類があって、豆類に含まれているのは不溶性の食物繊維。水溶性は腸内環境を整えてくれる働きがあって、不溶性の食物繊維は便の量を増やして柔らかくしてくれる働きがあります。不溶性食物繊維が入っているので、ダイレクトにお通じへの効果が実感できるというわけです。
豆類と一言で言ってもたくさんの種類があります。お通じ改善に効果的な豆類について調べてみると、豆であれば何でも良いという訳でもないみたいです。
豆類に配合されている食物繊維量を調べてみると、やっぱりたくさん配合されているものと、それほど量が多くないものに分かれていました。せっかく食事に摂りいれるのなら、やっぱり少しでも効果の高い豆を使いたいもの。100gあたりの食物繊維量が多い豆のトップ3をあげてみると、こんな感じのランキングになります。
水溶性食物線維:1.2g、不溶性食物線維:25.5g、合計:26.7g
水溶性食物線維:1.0g、不溶性食物線維:20.7g、合計:21.7g
水溶性食物線維:3.3g、不溶性食物線維:16.0g、合計:19.3g
参考:乾燥豆の栄養成分表 2005 (公財)日本豆類協会 http://www.mame.or.jp/eiyou/seibun.html
花豆は「べにばないんげん」のことで、これもいんげん豆の一種。たけあずきは小豆の一種なのですが、あまり一般的ではないので入手が難しそうですね…。簡単に手に入る豆で考えると、いんげん豆がいちばん現実的です。
逆にそれほど食物繊維が含まれていない豆が、そらまめと落花生でした。そらまめは合計9.3g、落花生は7.4gでしたので、その差は歴然。
でもリンゴの食物繊維は、意外と少なくて1.5g。100gの量で考えてみると、そらまめや落花生でも十分食物繊維が多い食べ物だと言えますね。
いちばんお通じ改善に効果がある豆類の食べ方といえば、豆おにぎりです。更に、冷えた豆おにぎりだとベスト。
ごはんの中のでんぷんは、冷めると消化されにくくなるので、お通じ改善に効果的なのだそうです。更にそこにいんげん豆を入れれば食物繊維もぐんと上がり、腸が活発になるように刺激を与えてくれる組み合わせになります。
いんげん豆ごはんでおにぎりを作って、お弁当に持っていくと効果的かもしれませんね。もちろん、おにぎりではなくて、冷えたいんげん豆ごはんでも効果は発揮してくれますよ。